2011年3月18日金曜日

MSN 東日本大震災 岡山市議会、見舞金1億円

東日本大震災 岡山市議会、見舞金1億円

2011.3.16 01:57
 岡山市議会は15日、平成23年3月臨時議会を開き、高谷茂男市長が東日本大震災の被災者らへの災害見舞金1億円を盛り込んだ平成22年度一般会計の増額補正予算案を提案、賛成多数で議決された。財源は財政調整基金を取り崩して対応する。これにより市の22年度一般会計は前年同期比4.5%増の2558億6900万円となった。
 開会に先立ち、震災犠牲者の冥福(めいふく)を祈り、全員で1分間の黙祷(もくとう)をささげた。高谷市長は提案理由で「犠牲者や遺族らに心から哀悼の意を表する」と述べ、市も緊急消防援助隊などの派遣や物資提供などで支援に取り組んでいることを表明。その上で「(見舞金が)被災者の今後の生活や復興支援の力になればと思う」と説明した。
 また、市議会は会派代表者会議で、議員1人当たり2万円の寄付を募り、51人分の見舞金をまとめて贈ることを全会派一致で同意。さらに、16日午後にはJR岡山駅前で議員有志らによる街頭募金活動を行うことも決めた。
 宮武博議長は市の災害見舞金について「突然の大災害に早急に支援面で対応していかなくてはならないことを市に理解してもらった上での措置」としている。